• ワークショップ#8
    「旅の支度」を整える

    金山 大輝AMD株式会社 プランナー

    大畑 慎治AMD株式会社 事業プロデューサー

    2018.11.16

最終回直前となった第八回。一ヶ月後の最終プレゼンテーションの際のルールや、企画を最終化するにあたってのポイントなどが事務局側から伝えられました。半年間にわたるプログラムもいよいよ大詰め。各チーム、できあがりつつある企画の骨子をどう具体化し、現実的なものに仕上げていくか。個別に打ち合わせも重ね、チームごとの課題も様々な中、登壇ゲストにつくっていただいた刺激的な空気の中で、それぞれ検討が進められました。

SOCIAL OUT TOKYOの企画・プロデュースを担当しているAMDのプランナー、金山が今回もワークショップのファシリテーターを務めます。

企画の最終化に必須となる「3つの検証」

SOCIAL OUT TOKYO ’18 最終回となる次回は、各チーム最大10分で最終プレゼンテーションをしていただきます。その際は、スノーピーク本社でのキャンプ合宿の際にお渡しした「ビジネス検討フレーム」「ビジネスモデルキャンバス」「ビジネスフローマップ」の3つのシートで挙げられている各トピックに対する回答を、しっかりと盛り込んだものにしていただければと思います。ビジネスに必要な事業要素の検証、事業要素間の関係性の検証、ステークホルダー関係における実現性の検証、この3つの検証を綿密に行い、強固な企画に仕上げていきましょう。

小さな一歩を、まず踏み出す

最終プレゼンに向けて特に重視して議論していただきたいのが、Phase 1として、まずどうやって最初の一歩を踏み出すか、ということ。まず小さく軽くこしらえて、そこから「いいね!」を広げていく。「好き」の力を原動力に、小さな一歩をまず踏み出す。「これからの自社のあるべき活動」を小さくテストケースとして発信し、そこから本格的な企業活動に育てていく。これらがSOCIAL OUT TOKYOのコンセプトであり、社会性の高い取り組みを新規に開始するにあたって、非常に重要なところでもあります。これまでご登壇いただいたゲストの方々のお話の中にも、必ず共通項として、こうした「まずはとにかく一歩踏み出し、うまく味方を増やしていく」といったことが挙げられていたかと思います。動き出してみないことには、支えてくれる仲間にも出会えません。100回の議論より1回の行動。夢は大きく、まずは小さく、企画のエッセンスはそのままに、これだったらなんとかできそう、という、Phase 1としての着地点を探っていきましょう。そうやって始めたことに対する世の中からのフィードバックこそ、社内説得の最大の武器となるはずです。

活用できるものは徹底的に活用する

その後、AMDで事業プロデューサーを務める大畑が、経済産業省の施策や地域のリソースなど、企画を検討し、実行に移していく上で活用できる様々なリソースを共有。サンドボックス制度やオープンデータの活用、サテライトオフィスの提供、空き家活用や自然資源など、有識者に話を聞いたり、少し調べてみたりするだけで、本当に様々なリソースが隠れていることをメンバーに伝えました。

事務局側からの共有が終わった後は、チームに分かれて、最終回に向けてのディスカッションが行われました。個別に打ち合わせを重ねているチームもあり、課題や検討事項も明確に。最初の一歩をどう踏み出すかに焦点を絞り、最終プレゼンテーションに向けた企画の持っていき方が議論されました。

プログラム終了後も、会場内で場所を移し、ディスカッションを続けるチームの姿も。最終化に向けたブラッシュアップのポイントを踏まえて、残りの1ヶ月をどう有効に使うのか。プログラムもいよいよ正念場となりました。次回は、いよいよ本プログラムを通じた1つの成果となる最終プレゼンテーション。最初の一歩をどう踏み出すかを考慮しつつ、具体化された企画の発表が今から楽しみです。最後に、毎回ドリンクをご提供いただいているキリンさん、また今回、自社が運営する日本最大級のコワーキングスペース「LODGE」をお貸しいただいたヤフーさん、ありがとうございました。

金山 大輝
AMD株式会社 プランナー
大阪大学卒業後、ソフトバンク入社。電力事業やロボット事業、海外事業戦略など、社長直轄プロジェクトの事業化検討に従事。ロボット事業では中心メンバーとして事業企画やマーケティングを牽引。2016年末にAMDに移り、現在はプランナーとして、事業会社の企画畑で培った経験を活かしながら、大手家電メーカー新規事業のマーケティングや、化粧品メーカーのソーシャルプロジェクトなどを担当。SOCIAL OUT TOKYO 企画・プロデュース。
金山 大輝
AMD株式会社
プランナー
大阪大学卒業後、ソフトバンク入社。電力事業やロボット事業、海外事業戦略など、社長直轄プロジェクトの事業化検討に従事。ロボット事業では中心メンバーとして事業企画やマーケティングを牽引。2016年末にAMDに移り、現在はプランナーとして、事業会社の企画畑で培った経験を活かしながら、大手家電メーカー新規事業のマーケティングや、化粧品メーカーのソーシャルプロジェクトなどを担当。SOCIAL OUT TOKYO 企画・プロデュース。
大畑 慎治
AMD株式会社 事業プロデューサー
大阪大学大学院修了後、大手インテリアメーカーにて、五感・感性・心地の研究、新商品・新規事業の立ち上げ・推進・マネジメント、異業種連携・産官学連携のプロジェクト等に従事。並行して、宝塚造形芸術大学大学院MBAを取得(首席)、関西大学の外部講師を務める。その後、ブランドコンサルティングファームの戦略プランナー、共創型ビジネスコンサルティングファームのグループディレクターとして、様々な業界大手企業の経営戦略、事業開発、事業共創プロデュース、組織変革、ブランディングに携わる。昨年、AMDに活躍の場を移し、事業プロデュースを担当。SOCIAL OUT TOKYO のワークショップ・メインファシリテーター。
大畑 慎治
AMD株式会社
事業プロデューサー
大阪大学大学院修了後、大手インテリアメーカーにて、五感・感性・心地の研究、新商品・新規事業の立ち上げ・推進・マネジメント、異業種連携・産官学連携のプロジェクト等に従事。並行して、宝塚造形芸術大学大学院MBAを取得(首席)、関西大学の外部講師を務める。その後、ブランドコンサルティングファームの戦略プランナー、共創型ビジネスコンサルティングファームのグループディレクターとして、様々な業界大手企業の経営戦略、事業開発、事業共創プロデュース、組織変革、ブランディングに携わる。昨年、AMDに活躍の場を移し、事業プロデュースを担当。SOCIAL OUT TOKYO のワークショップ・メインファシリテーター。

運営主体 運営主体

AMDグループは、ブランディングで培っ たノウハウをもとに、
あらゆる企業活動の先にある社会を常に捉え、
企業課題、社会課題の解決に取り組むクリエイティブカンパニーです。