“「全員で船出を応援」する”と題した第七回は、前回スノーピーク本社でのキャンプワークショップを経ての中間発表。そのタイトルの通り、チームの企画発表後は参加メンバー全員でのディスカッションが行われ、チームメンバー以外の様々な視点から、参考となる意見やアドバイスが多数得られました。各チームの企画も徐々に具体化し、今後詰めていかなければいけない要点も明確になり始めた今回。2ヶ月後に迫った最終プレゼンテーションに向け、気が引き締まる時間となりました。

SOCIAL OUT TOKYOの企画・プロデュースを担当しているAMDのプランナー、金山が今回もワークショップのファシリテーターを務めます。

仲間が一歩踏み出すために、
忌憚ない意見を

企画の中間発表とその後のディスカッションを通じて、チームの外から多様な視点や意見をもらい、最終回に向けて企画に磨きをかけることが今回の目的。各チームには、最大5分のプレゼンテーションと、その後10分程度、会場全体でのディスカッションを行っていただきます。とはいえ時間の都合や直接言いづらいこともあるかと思いますので、別途お配りしているワークシートにフィードバックを記載して、後ほど各チームに渡してあげましょう。

会場に質問を投げかける、即席アンケートを取るなど、時間の使い方は自由です。特に、SOCIAL OUT TOKYOの参加企業は業種業態、事業規模感も様々ですので、B2B系のサービスを検討しているチームはぜひそのメリットも生かしていただければと。チーム外からのフラットな意見をもらえるこの機会を有効活用して、企画のブラッシュアップにお役立てください。

意見や議論に遠慮は一切不要です。仲間を思うなら、そのぶん厳しく、価値ある助言、忌憚ない意見をお願いします。一方で少し逆説的にはなりますが、あくまでそれらは一意見。参考にしつつも、自分たちの信念や「好き」の気持ちはブラすことなく、企画を磨いていきましょう。

旅の目的地と航海図を共有する

その後、主要メンバーの欠席によりキャンセルとなった1チームを除く、計5チームの企画アイデアのプレゼンテーションが行われました。毎回時間いっぱいまでディスカッションも白熱。トップバッターは旅と地域課題をテーマにしたサービスを検討中の「チーム動く」が務めました。ディスカッションでは旅行業の経験のあるメンバーからのコメントも得られ、今後検討すべき課題が明確になっていきました。

二番手は地域の活性化をテーマとしている「ゆるローカル」の皆さん。人々が参加したくなるプラットフォームのデザインについて会場から意見を募るなど、ディスカッションが盛り上がりました。

続いて、最少2名のチームとなる「ART OF MONEY」。お金に対する価値感、社会におけるお金のあり方、概念など、近年関心の高まりを見せるお金がテーマ。企画を通じてどう目的を達成していくのか、入口から出口まで企画全体としての設計が主に議論されました。

後半戦の開始は、新しい働き方をテーマとしている「YURU」のメンバー。お酒が企画の重要なアイテムになっていることから、ここで少し早めの乾杯を挟みます。お酒の力もあってか、より活発化するディスカッション。参加企業であるスマイルズさんやコクヨさんでの事例など、企画に深く関わる具体的なお話をたくさん伺うことができました。

最後は、親と子の教育やクリエイティビティーをテーマにしている「GOOD LIFE SUPPORTERS」の皆さん。女性が中心となっているこのチームでは、大きく二つのアイデアの方向性が会場にシェアされ、それぞれの企画に対し、貴重な意見が寄せられました。

プログラム本編の終了後も、会場の屋上に場所を移しディスカッションを続ける参加者の皆さん。今回いただいたフィードバックを踏まえつつ、2ヶ月後の最終プレゼンテーションに向けてどう企画を磨いていくかの議論が心地のよい秋夜の中で行われました。いよいよプログラムも終盤戦。各チームのこれからが楽しみです。毎回ドリンクをご提供いただいているキリンさん、また今回自社が運営する素敵な多目的スペース「TOT STUDIO（THINK OF THINGS）」をお貸しいただいたコクヨさん、ありがとうございました。