キャンプワークショップ
「素敵な世界の青写真」を描く
金山 大輝AMD株式会社 プランナー
大畑 慎治AMD株式会社 事業プロデューサー
2018.10.12-13
著名企業15社が参加するソーシャル事業共創プロジェクト SOCIAL OUT TOKYO。そのメインイベントとなる2日間のキャンプワークショップが、“キャンパーの聖地”こと新潟県三条市のスノーピークHeadquartersキャンプフィールドで開催されました。オフィスビルの閉塞的な会議室で考えていてもいいアイデアなんて生まれない。もっと世の中とふれあいながら、楽しみながら、これからのサステナブルな事業を考える。そんなプログラムの象徴として企画されたこのキャンプワークショップ。SOCIAL OUT TOKYO が掲げる「会議を捨てよ、社会へ出よう。」のスローガンにぴったりの素晴らしいフィールドで、自由闊達な議論やアイデアがたくさん生まれました。初日にはスノーピーク山井社長にもご登壇いただき、多くの刺激をいただいた参加者の皆さん。残すところあと3回となったプログラムからどんな事業アイデアが生まれるのか、今後が楽しみです。
ワークショップに入る前に、AMDで事業プロデューサーを務める大畑が登壇。生まれたアイデアをビジネスプランに落とし込む際の検討フローやメソッドなど、事業アイデア具体化のサポートとなるプレゼンテーションが行われました。
プログラムも残すところ、今回含めあと4回となりました。前半2回では、自分たちが事業主体となってビジネスを立ち上げていくことを前提に、ビジネスプランへの落とし込みを行い、残りの2回では社内稟議や社外パートナリングも含めて、そのビジネスプランを実行に移していくに当たって、どう具体的に進めていくのかを詰めていくことになります。実際には、大企業なのか、ベンチャーなのか、着手するビジネスの業種、業態、特徴、あるいは、企業としての立場、状況、目的などによっても、詰めていく内容やプロセスは様々かと思います。とはいえ検討のたたきとなるような指針があったほうが進めやすいかと思いますので、早くキャンプフィールドに出て、ワークショップを開始したいところではありますが、まずは僕から、アイデアを実際の事業に落とし込んでいく際に重要となる考え方をいくつか共有いたします。
キャンプフィールドに場所を移し、まずはその日寝泊まりするテントの設営から始めます。スノーピークスタッフの指導のもと、チームに分かれ設営を行う参加者の皆さん。この日初めてキャンプを体験する参加者もいる中、スノーピークさんの素敵な機材をお借りして、和気あいあいとした雰囲気で設営作業は進みました。
テント設営も完了し、いよいよワークショップがスタート。SOCIAL OUT TOKYOの企画・プロデュースを担当しているAMDのプランナー、金山が2日間のファシリテーターを務めます。
まずは各チームの検討状況の共有からお願いします。前回までの議論や、宿題だったチームごとのブラッシュアップを踏まえての進捗を全体に共有し、フィードバックをもらいつつ、2日間のワークショップを始めていきましょう。
テント設営を通じてすっかり緊張がほぐれたのか、その後、終始和やかな雰囲気で進捗報告のプレゼンテーションが行われました。
初日はアイデアの発散とブラッシュアップがメインです。2日間で最終的にまとめていただきたいワークシートや、その手助けとなる資料を事前にお配りしますので、それらの内容を踏まえつつ、チームのアイデアを具体化したり、さらに輝きを増すようなアイデアを考えたりしていきましょう。
その後は各チームに分かれ、アイデア検討が行われました。途中、テントにこもって密談(?)を開始するチームも。東京ドーム4個分という広大なキャンプフィールドの解放的な雰囲気の中、あたりが真っ暗になるまで熱い議論が続きました。
キャンプの夜といったらBBQにキャンプファイヤー! …ということで、AMDのスタッフが腕をふるってBBQの食材を用意。お酒を片手にお肉を焼いて、焚き火を囲んで語らって、と、夜が更けるにつれて、参加者同士の繋がりがますます強くなっていくのを感じつつ、就寝時間までのひとときを楽しみました。
翌日は、スノーピークのスタッフも「これだけ気持ちよく晴れるのは珍しい」と言うほどの晴天。早起きしたAMDのスタッフが手作りしたサンドイッチとミネストローネが朝食として振る舞われました。朝日に染まるキャンプフィールドを優しく吹き抜ける秋風とおいしい食事に、眠気も一気に吹き飛びます。
2日目はアイデアをより具体化し、ビジネスモデルの形に落とし込んでいくワークを行います。お配りしたワークシートの内容とアイデアをすり合わせながら、検討しきれていない点を洗い出すとともに、今後詰めていかないといけないところを明確にし、企画としての完成度を高めていきましょう。
朝食後はチームごとに分かれ、ビジネスモデルへの落とし込みを中心としたワークショップを実施。これ以上ない好天の中、議論も白熱。あっという間に時間は過ぎていき、2日間にわたるキャンプワークショップ終了の時間を迎えました。
天候にも恵まれ、無事幕を閉じた2日間のキャンプワークショップ。一気に具体化を進めることができたと話すチームもあれば、逆に、案が出すぎてまだ収拾がついていないチームの姿も。次回はチームごとに企画をまとめて中間発表。この2日間の成果が問われます。今回、SOCIAL OUTのキャンプワークショップにふさわしい、最高のキャンプフィールドを使わせていただき、機材・設備や設営面でもフルサポートいただいたスノーピークの皆さま、本当にありがとうございました。