ワークショップ#1
「ジブン図鑑」をつくる
金山 大輝AMD株式会社 プランナー
2018.05.28
SOCIAL OUT TOKYOのキックオフを兼ねた第一回は、初めて顔を合わせる参加者同士、どこかまだ緊張した雰囲気。そこでプログラム後半では、自分を包み隠さず相手に打ち明け、仲を深めることを目的に、「ジブン図鑑」をつくると題したワークショップが行われました。ワークの中で、自分の「好き」の原点となるエッセンスを見つけることも、もう一つの大きな目的。プログラム後、会場に張り出されたワークシートには、たくさんの「好きのエッセンス」が集まりました。このエッセンスが、どんなアイデアにつながっていくのか、今から楽しみです。
SOCIAL OUT TOKYOの企画・プロデュースを担当しているAMDのプランナー、金山が初回のワークショップファシリテーターを務めます。
SOCIAL OUT TOKYOのコンセプト、そして、基調講演をいただいた遠山さんのお話にも共通するのが、「好き」の力を仕事の原動力にするということ。社会的な課題や取り組みって、真面目一辺倒な頭でっかちの企画だと、どうしても人がついてきてくれないんですよね。「言ってることはわかる。わかっちゃいるけど…」と行動が伴わない、あるいは継続していかないのがよくある現実。でも、「好き」が起点になった企画って、「好き」そのものが大きな原動力、エンジンになる。好きだから、大変でも苦にならないし、根気強く続けられる。やってる本人がなんか楽しそうだから、人が自然と集まってくる。同じ「好き」を持つ人々が共感してくれて、活動が徐々に広がっていく。社会的意義の大きな事業や企画を考えるにあたって、会議室だといちばん忘れられがちな、個人的な「好き」という気持ち。具体的なアイデアをこれから考えていくに当たって、まずはこの、いちばん大事な感情を、しっかりメンバー間で共有して、改めて自分と向き合ってみる。会社のことは、今日はいったん忘れましょう。
今日は、ワークを通じて、自分を示すキーワード、すなわち「ハッシュタグ」をとにかく書き出していってもらいます。そして、好きなものや興味関心ごとの裏側、根本にある、自分でもまだ気づけていない共通項やエッセンスを探ってみる。それを次回以降のセッションで、仕事や課題に掛け合わせてみることで、自分ごととして本気で取り組める、新たな企画のヒントを見つけていきましょう。そもそも今日はプログラムの第一回。お互いのこともよく理解できていない中で、その場限りではなく、これから一緒に熱量を持って取り組んでいけるようなアイデアなんて、生まれるわけがありません。まずはお互いの価値観やバックグラウンドを、これから2時間あまり、しっかり時間をかけて、理解し合うことから始めます。
その後、参加者同士協力しながら、「自分のハッシュタグ」や「好きのエッセンス」を見つけ出すワークショップが行われました。限られた時間の中で、自分の人生を一気に振り返ったり、相手の「好き」を深掘りしたり。慣れない作業に頭も熱くなってしまうようなプログラムでしたが、普段あまりする機会のない体験に、参加者の皆さんも熱量を持って、楽しみながら取り組んでいただけました。
ワークを通じて見つけ出されたたくさんの「好きのエッセンス」。これから具体的なアイデアを考えていくに当たってのヒントやコンパスになってくれそうです。プログラムの最後には、特に自分を象徴すると感じた7つのエッセンス、いわば、「好きのエッセンスの神7」を身に纏っての懇親会が行われました。会場提供だけでなく、おいしいケータリングのサポートまでしていただいたスマイルズさん、ドリンクの提供や乾杯のご挨拶をしていただいたキリンさん、本当にありがとうございました。