SHOW THE LIGHT 13-14 AMD ltd. CONCEPT VISUAL

  • mv-01
  1. HOME
  2. NEWS&PROJECT
  3. テクノロジーで社会課題解決へ。フィリピン子ども図書館プロジェクト 「声を聴く」編

PROJECT 2016.12.12

テクノロジーで社会課題解決へ。フィリピン子ども図書館プロジェクト 「声を聴く」編

day1_1Day.01

AMDのWebに特化したグループ会社、AMD WOWTTO(ワオット)はフィリピンの貧困地域(パヤタス、カシグラハン)にシステムウェア、デザインの技術を提供する事によって、現地の教育支援、ライフスキル向上の協力を目的にこの地を訪れた。

フィリピン経済は、1960~1990 年代にかけて長期低迷に陥っていたが、近年は好調であり、2012 年以降の 経済成長率は ASEAN 主要国のなかでもトップクラス。

しかしフィリピンは所得格差が大きく、その原因として「政治が信頼できない」「治安が悪い」というイメージが定着してしまったことにより、海外からのフィリピンへの直接投資が減少した結果、国内の雇用創出が不十分で失業率が高くなり、それが原因で1000万人もOFW(Overseas Filipino Workers)が海外で働かざるを得ないという構図になっています。

day1_2

フィリピンは、国民の英語運用能力が高く、また大学卒業生の数も多く、さらに人件費は先進国より大幅に安いという点でBPO(Business Process Outsourcing)に適した投資先であると言えます。最近では、米系企業を中心に、コールセンター拠点などを他の諸外国からフィリピンへ移すケースも目立っています。

ただ、コールセンターのようなBPO事業所の生み出す雇用は製造業に比べれば少なく、 また雇用対象者も高等教育修了者に限られてしまいます。こうしたことを踏まえると、BPOだけではフィリピンの雇用機会不足を解消するのは困難であり、やはり、雇用創出規模という観点では、初級、中等教育修了者を多数雇用できる製造業の方が勝っていると言えます。

フィリピンの競争力ランキングは、アジア主要国の中では最も低くなっています。フィリピンの順位が低くなっている原因としては、インフラの貧弱さ、保健衛生状態の劣悪さ、初等教育の貧弱さ、労働市場の効率性の低さといった要因が指摘されている。

day1_3

〜パヤタス地区〜

ケソン市北東に位置するバランガイ(バランガイ=フィリピンの最小行政単位)。 人口 約119,000人(2010年国家統計局)。パヤタスAとB地区があり、ゴミ処分場があるのはパヤタスB地区。

2000年にごみ山の崩落事故が起き、世間の注目を浴びて以降、主要道路に沿って水道が引かれ、市場・小学校・ヘルスセンターもあります。多くの政府機関や国内外のNGOの支援が入るようになった現在でも、月収6000円以下の最貧困世帯の割合は依然として25%を超える。

人口の増加に伴い、スカベンジャー(ゴミ収集の仕事)の割合は以前より減少したが、POG(ゴミ処分場を管理統括するケソン市下部組織)からの発表に基づけば、専業・兼業合わせて15%程度です。ソルト・パヤタス様が調査を行った地域では30%程度の人々がスカベンジャーでした。他の職種としては、建設作業員・運転手・露天商等が一般的ですが、その多くが不安定な一時雇用で、契約のない時にはスカベンジャーとして働いている人もいます。(ソルト・パヤタスWebサイト参照)

day1_4

〜カシグラハン地区〜

フィリピン、リサール州、ロドリゲス町、カシグラハン地区。人口約4万人。
マニラ首都圏の開発や自然災害によって、パッシグ川流域やその他都市貧困地区から移転させられた住民のための再定住地です。2000年に起きたケソン市パヤタス地区のごみ山の崩落事故によって、家を失った人も住んでいます。災害に見舞われて、再定住地に移転。しかし、そこでも…

2009年9月の台風オンドイでは、大人の背丈を超える洪水が発生し、住民の多くが被災しました。再定住地でありながら自然災害に対する対策は十分といえず、近くを流れるマリキナ川が大きな台風や長雨によって氾濫し、2年に1度はひざ・腰の丈まで浸水する被害を出しています。(ソルト・パヤタスWebサイト参照)

NPO法人ソルト・パヤタス様は、長期に渡って寄付を募りこのカシグラハン地区に、子ども図書館兼ライフスキルセンターであるBalayKalinanganを今年6月に建設しました。

そして、事務局長である小川様より以下のような要望がWOWTTOに届きました…。

day1_5

【要望】子ども図書館(Balay Kalinangan)のデータ管理

どんな子どもたちが来て、どんな本を読んで、その子がどう成長していくのかモニタリングをしていくための、利用者のデータベースを作りたいです。どんなパソコン初心者でも使えるような、簡単で使いやすいデータベースと、地域の人たちだけで、管理運営ができていけると良いです。本の蔵書管理も必要なのですが、利用する子どもたちの読書履歴、活動履歴、成長の履歴(お絵かき、感想文、ワークショップのときの写真など)もデータとして蓄積し、それをことあるごとに子どもたちやご家族と共有できると、楽しく、この図書館の存在を喜んでもらえるのではないかと思います。自分の学びや変化成長が見える、「残る」というのは、子どもたちの自信にもなっていくのではと思います。

day1_6

昨年カシグラハンの700件の家庭調査、1300名の子ども調査で、親も子も自己肯定、自分にはできるという意識が低いというデータが出ています。自己肯定感の低さが外界に出ていくこと、チャレンジに対する尻込みをさせてしまい、貧困脱却の可能性を自ら遠ざける…。なんとかテクノロジーで、このサイクルを打破して、自信や成長する力をつける後押しができないものでしょうか。

day1_7

day1_8

 

この課題をAMD WOWTTOは、いかなる方法で解決するか!?

続きはDay.02で!

PAGETOP